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「劇場版レヴュースタァライト総集編 ロンド・ロンド・ロンド」は本当に「知らな人」でも楽しめるの?

2020/8/8 - アニメ, 映画

この世界には「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」っていう素晴らしい作品があるのですが、いわゆる人気作品と比べてぶっちゃけあまり盛り上がってないんですよね…
アニメ作品と思われがちなのですが「舞台を原作としたメディアミックス作品」で、ミュージカル調の舞台から始まり、アニメ、漫画、ゲームアプリ、ライブなどなど様々な方向に展開されています。
メインのグループは舞台女優を中心に起用されており、人気声優さんもメンバーにいますがその声優さんもなんらかの形で舞台経験がある人が起用されているので「舞台がメイン」と言っても過言ではない作品です。
キャストはどのメディアでも共通なので、舞台が本業とまでは言えない声優さんが舞台をやったり、逆に声優未経験の舞台女優がアニメの声優をやったりととても意欲的なコンテンツです。

レヴュースタァライト の魅力はいつかわかりやすくまとめたいなと考えていたのですが、語ればきりがないほど素晴らしいので「何をどう削って伝えるか」を考えているうちにタイミングを逸し続けて、ついにアニメ作品の総集編として劇場版が公開される日がやってきました。
レヴュースタァライト自体の魅力はまたおいおいご紹介するとして、今回は劇場版総集編についてちょっとお話させてもらいます。

劇場版総集編ロンドロンドロンドはもともとは2020年5月29日に公開予定だったのですが、新型コロナの影響で同年8月7日の延期となってしまい、公開に合わせていろいろと企画されていたことが次々と中止・延期となってしまって、それでも熱を冷まさないためにキャストによる「オンラインチラシお渡し会」など工夫を凝らしたプロモーションが行われるなど、関係者のみなさまのいつも以上の苦悩や努力も感じられる作品です。
総集編だしそもそも上映すら危ういのではと思っていた中でしっかりと上映までたどり着いてくれたのは素直にうれしいです。
ホント、いろんな困難を乗り越えて私たちの下に届けてくれてありがとう…

この劇場版総集編に関しては公式を含めていろいろな方が「知らない人でも楽しめる内容になっています」と触れ込んでいますが、ほんとに知らない人の入門として最適なのかという点とアニメをみたけど総集編だから見送ってるって人向けに2種類のお話をしたいと思います。
これで、一人でも映画を見てくれる人が増えたり、新しいファンが増えたりしたらうれしいな!

1.知らない人でも楽しめるのか

私はアニメ本編(総集編の元となった全12話)は何度も繰り返し見てるし、暇さえあれば舞台やライブのBDを無限に再生し続けてるような生活をしており、たぶんこの先の生涯においても一番はまった作品がレヴュースタァライトになるんだろうなって思っています。
「なんでこの作品はこんなに素晴らしいのにイマイチ人気が出ないんだろう…魅力が上手く伝わってないだけだからなんとしてでも伝えたい…」と常々思いながらも、「人気が出すぎてチケットの競争率があがるのも辛いな…」とマイナーオタク特有の葛藤を抱えている人間です。

知らない人でも楽しめると言われてるこの総集編、新しいファンを獲得するきっかけになれば嬉しいなと思い公開初日に駆け込んで視聴後に思ったのは

「知らない人でも楽しめるは無理だろ〜〜〜〜!(ただし、ちょっと予備知識があればいけるな)

でした。

なので、鑑賞する前に知っておいた方が良い情報をネタバレなく3分で読める程度にまとめます。

知らない人でも楽しむための予備知識

この作品はみなまで言わない雰囲気作品的なところもあって、アニメ全編(全12話)みてもよくわかんないって部分やぼんやりしてるところがちらほらあります。
どの作品でもですが、総集編をみる人がこういう部分に直面すると「総集編だからわからなかったのかな?」と解釈しがちですがこの作品は本編を鑑賞済みでもけっこうそういうところがある作品ですのでご安心ください。
まったく知らなかったら置いてきぼりを食らいそうな部分はこれから予備知識とうぃてご紹介します。

・劇中で何度も出てくる「スタァライト」とは劇中劇のこと

お話の中心となっている主人公9名は舞台女優になるために俳優育成課のある演劇学校「聖翔音楽学園」に通っているという設定です。
在学中に文化祭(聖翔祭)で同じ演目を3年間続けて上演することで、演目をより良いものに洗練させていくという伝統があって、主人公たち99期生の演目が戯曲:スタァライトなのです。
スタァライトは世界中のあちこちで、時には独自解釈が加わりながら上演されている演目という設定です。

・校内や地下劇場で起こる不思議な現象はなに?

劇場版でもさらっと説明されてると思うのですが予備知識がないと聞き流しちゃうかもです。
聖翔音楽学園に舞台少女の「キラめき」によって舞台装置や照明などが勝手に動く仕組みが設けられていて、地下劇場ではきらめきによって大道具やステージ衣装が自動的に出てくるという仕組みです。
作中に何度かめちゃくちゃ気合の入った作画の衣装縫製ラインの映像が出てきますがそういう機械がキラめきに反応して衣装を作ってるという解釈です。
今のところ誰が何のためにどうやって作ったかは謎なのでそこまでは気にしなくてよいと思います。

・地下劇場で戦うのはなんで?

ここ、劇場版総集編ではかなりのテンポで進んじゃうので置いてけぼりを食らうかもしれません。
ただ、地下劇場で歌いながら戦うシーンはレヴュースタァライトの魅力の多くが詰め込まれている部分です。
ここで戦いの中でかかっている曲はレヴュー曲と呼ばれていて、本来なら彼女たちのライブと同じくミュージカルのように歌いながら戦っていると解釈すべきなのですが、アニメは演出的に歌がBGMのようになっていて少女たちはセリフをしゃべっていることが多いです。

この戦いは選ばれた舞台少女だけが参加できる秘密のオーディションになっており、その結果がランキングに反映されます。
最後まで勝ち抜いたらトップスタァとして星のティアラを手にすることができ、自分が望むどんな舞台にも立つことができます。
これは、超常現象とかファンタジーの部類なので「自分が望むどんな舞台でも」ってのには時間や時空を超えることすら許されてます

地下劇場は大きな遺跡のような場面になったり、炎に包まれた戦場のようになったりしますが、これらは大がかりな舞台装置として舞台少女たちのキラめきに反応して出現したものと考えられます。

なお、ファンの間で「舞台少女たちの使っている武器に本当の殺傷能力があるのか」という議論が湧くことがありますが自分の知る限りではここに関して明確な回答は出てないかと思います。
殺傷能力があるけど仲良しなので殺すまではいっていないのか、舞台の小道具として出てきたものだから殺傷能力がないのか、そもそも対決している舞台少女に台本が与えられてて殺陣のように振舞ってるのか、ここは解釈が難しいところですね。

・キリンってなんなん?

地下劇場に住み着いている津田健次郎さんのイケボでしゃべるキリンですが、この存在も明確な説明がなされていないと思います。
生き物として実在するのか、大道具の一種なのか、精神的・概念的なものなのか謎で地下劇場内のことは本編でもあまり具体的な説明がなされていないので雰囲気を感じればOKなのかと。
キリンに関する考察はいろいろな方がなさってるので、鑑賞後にそういうのを検索してみるのも面白いかとおもいます!

 

こんな感じで、知っていれば置いてけぼりを食らわなさそうな予備知識やみているときに疑問が付きまといそうなことをネタバレしない範囲でまとめました。

雰囲気で楽しむ部分も多い作品ですが、雰囲気で楽しめばいいのかと思いきや考察のしがいがあるほどいろいろな要素が詰め込まれていて「作り手がみなまで言わない作品」とも言えます。
完全に知識ゼロだと知らない人でも楽しめるかは疑問ですが、この劇場版総集編をきっかけとしてスタァライトの世界にはまっちゃう人もいるであろうポテンシャルは備わっていると思います。
本編のアニメもかなり作画に気合が入っていましたので、劇場版のスクリーンで見ても見ごたえしっかりです。
気になってる方はぜひ劇場版総集編を!

2.アニメをみたけど総集編だから見送ってるって人へ

新型コロナで大変な時期だし、わざわざ総集編を見るために映画館に行くのはなーって思ってるみなさん

わかります🦒

ほとんどのアニメファンは何かしらの総集編で痛い目に遭った経験があるでしょうから、総集編商法自体に嫌悪感を持ってる人もいることでしょう。

でも、体調が万全で新型コロナ対策もしっかりできるスタァライトファンにはぜひ行ってほしい!
その理由を並べます。

1.レヴュー曲が大幅アレンジされてたり歌唱が再録音されてるぞ!マジで大幅アレンジのレヴュー曲もあるぞ!

2.アニメ本編でわかりにくかった部分がキリンとばななの会話という形で補完されてたり、演出順序が変わってたりでちょっとわかりやすくなってる部分もあるぞ!

3.とあるレヴューシーンでスタァライトと言えばあの曲って感じのやつが別の曲になってて、それはそれでテンションが上がるぞ!

4.2021年の完全新作劇場版へのつながりをにおわせるシーンがあって、それの特報もあるよ!(これは総集編商法あるあるだけど…)

5.パンフレット(1000円)がみんなの入学願書になっていてファン必携のアイテムレベルだぞ!


↑キャストじゃなくてキャラクターの履歴書的なやつ。
文字にも内容にもキャラの個性が出ててホントすばらしい。
ファンなら絶対に持っておきたいやつ!!!!

個人的に一番あがったのは新解釈のレヴュー曲ですね…
もともとの曲が素晴らしいというのは大前提ですが、その曲が違う表情を見せてくれるのは良いですね!
これはしっかりとサントラなりなんなりで音源リリースしてほしいです!
これを聴くために何度も映画館に行っちゃいそうです…

たぶん、上映期間は短いんじゃないかなと想像しますので、気になったらしっかりと新型コロナ対策をしたうえでお早めに行ってみてください!

↓映画公式サイト
https://cinema.revuestarlight.com/