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素人講師による質の低下が怖い(特にIT系)

2018/10/24 - IT, ブログ

自己啓発とかで何かを勉強しようとしたときには本を読むスクールに通う以外にネットで学ぶという選択肢も増えてきました。
しかしながらそれらの乱立による価格競争の煽りかなんなのか、講師(教える側全般)の質の低下が問題になっている気がします。
最近では侍エンジニア塾の炎上が話題になっていますがIT系では昔からとてもよくあったことでして例えばこんなことも…

でたらめな資格試験教本

数年前の話ですが、IT系資格の教本のC言語に関する記述がめちゃくちゃなものがありました。
それも、ひとつではなく数ページめくるごとにのレベルで…
筆者のプロフィールを読むと連絡先が記載されていたのでメールで「さすがにこれは間違いではないですか?」と指摘したところ、メールの返信ではなく筆者のブログ(プロフィールにブログのURLも書かれていて、どんな記事を今まで書いてたのか興味本位で覗いたら見つけた)の記事で「このような指摘をしてきた読者がいますが、このようにプログラムを組めば例外的に書籍記載の通りに動くので間違いではありません」という旨の中学生かってくらいの屁理屈記事が投稿されていました。
入門系の資格試験なのでそのような屁理屈は出題されませんし、試験対策としてはまずは一般的な正答を教えるのが筆者の務めではないかと感じたのでもう一度筆者にメールで「一般的な正答について触れずに常識とかけ離れた例を試験対策として教えるのは間違いでは?」と他の問題個所と合わせて指摘しましたところ「これ以上メールを送ると営業妨害として訴えます」というような旨のメールが届きました…
ブログのコメントで指摘することもできたのに、事を荒立てないためにこっそりメールで伝えたら営業妨害と見なされるのか…

この書籍は不適切な個所が非常にたくさんある書籍でして、某エンジニア塾と同じく筆者がC言語を雰囲気程度にしか理解していないのが伝わるような記載が散見されました。
このまま放置するのもなんだかなと思い、出版社に書籍の問題個所をリスト化してお送りしたところ、出版社は誠意ある対応をしてくださって他の技術者複数名でチェックしたそうで「いずれも明らかな間違いか資格試験の対策本の内容としては完全に不適切でした」というお返事が返って来ました。

結局、出版社さんとしては問題の筆者さんとは今後契約をせず、やむを得ず依頼しなければならない時は複数の技術者がチェックしたうえで出版するということになり該当書籍は廃刊となりました。

著者生命にかかわる致命的な間違いだらけだったので筆者さんも簡単に認めることができなかったのかもしれませんが「誤りがあれば受け入れ常に自分の知識をアップデートしていく」っていう技術者にとって最も必要な心得が欠けていたのかもしれません。

スクールもでたらめだらけ!

次も実際にあった例なのですがスクールの講師も非常にスキルが低い例があります。
特にWEBクリエイターという仕事は「不適切な作り方をしていてもきちんとできているように見えちゃう」ということが多々ある業種でして、本人と依頼主双方の知識が不足していれば不適切な作りのものが大量にばら撒かれちゃう世界なんですね…
毎日のように世間を騒がせている情報漏洩も大半がこれが理由でして…
そのような質の低い方が副業的に講師業をされる場合が多々あり、職業訓練校WEBコースで実際にあった例だとh1等見出しタグについて「文字の大きさを変えるタグでh1が最大、数字を大きくすれば文字を小さくできるタグ」等と教えていた例もあります。(ブラウザのスタイルでたまたまそう見えるだけで大きな間違い)

スクールって密室での素人相手のお仕事なので運営側に正しい知識を持った人を用意してチェック体制儲けるなどができなければ、ずーっと改善されない恐ろしい案件です…
(本件は職業訓練校卒業生から聞いて発覚した内容です。)

これから学ぶ人はどうするべきか?

自分がこれから学ぼうとしている新しい分野に関しては正しいかどうかを見分けるだけの知識もないのは当然のこと、しかしながらネットのレビューもサクラで埋め尽くされることが多くて信用できないし、書籍の出版社もスクールの運営者も技術的な内容が分かっているわけではないので「うちは大丈夫ですwww」としか言わないでしょう。

お金と時間がある人はスクールも書籍も複数のものに触れてみて矛盾点があれば正しさを追求するというのが一つの方法かもしれませんが、自身がベストな方法と感じるのは「仲間づくり」「師匠づくり」かなと思います。
先にその業界で活躍している人を見つけてその人の元で働きながら教えてもらったりするのもその方法のひとつで、地域によってはだれでも参加できる技術者の意見交換会(交流会)みたいなものもあったりします。
いずれにせよ、ひとつのコンテンツに縛られないという意識が大切でしょうね。

何かのためにスキルアップを試みるのは最高に素晴らしいことですが方法は間違えませんように!