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突然自宅に届く「重要なお知らせ!!」…どこがだよ!??

2019/9/4 - デザイン#我が振り直せダメデザイン

[この記事を読む上でのおことわり]
この記事は他者のデザインの誹謗中傷を目的としているのではなく、デザイナーやそれに関係する人たちが問題のあるデザインから改善点を共有し知識や技術の水準を上げて行けたらなと思い書いています。
対象の媒体を発行している方の具体的な情報が分からないようにできるだけ配慮していますので、もしどの企業のどの広告かが分かってもスルーしてくださいね!

「人の振り見て我が振り直せ」というスタンスのダメデザイン考察を始めようと思います。
今回は突然自宅のポストの中に届けられていた、今までの人生において1ミリの接点もないマッサージ屋さん?のチラシです。

DMなどでよく見るぺりっと開いて中身を見るタイプのハガキ(いわゆる圧着ハガキ)ですが、宛先の住所、氏名などは書かれていないのでおそらくポスティングされたものでしょう。

ポスティングって比較的安価な宣伝方法として真っ先に思いつくものではありますが、広告内容がマッチしない相手にとっては「人さまのポストに勝手にゴミをぶち込む」にも等しい行為です。
ポスティングは好意を持ってもらうはずの宣伝行為がすべて裏目に出て、好意どころか憎しみに変わる恐れもある諸刃の剣です。
宣伝する立場としては慎重に選ぶべき選択肢なのです。
ほんと「広告が関係のない人にとってはただポストにゴミを入れているだけ」という意識を持たなければなりません。

今回の広告において特にクソ…じゃなくてダメなポイントがこちら。

どうやら重要なお知らせらしい。

これ考えたデザイナーは「こうやって気を引けばみんな中身を見てくれるぞ!依頼も増えて売り上げも上がるぞ!やったね!」って思ったでしょう。

この作戦を考えたのが小学生や中学生であれば全力で褒めてあげたい発想ですが、プロのデザイナーが考えたのであれば話は別ですね。
「人の心をもてあそぶような広告はタブー」っていうことはなるべく早めに学ばなければならない常識です。
これを見た多くの人は「なんだろう!?なにか大切なことなのかな?」と思いハガキをめくって、めくった大半の人にとっては無関係なただの宣伝…

なんやこれ、なめとんのか!?
人んちのポストにゴミを入れるだけでなくおちょくってんのか!?
クレーム入れたろか!?

って感情になる人も多いと思います。
炎上商法を意図していない限りはこういう「人の不安や好奇心を利用する宣伝行為」ってのはやるべきではないですね。

重要なお知らせは「初回無料体験実施中」なんでしょうけど、この初回無料体験が多くの方にとって利用する必要もないサービスですね…

こういう広告の悪いところって「この会社の中にはこの広告に対して”ちょっとまって、こういうの良くないよね?”ってストップをかけれる人間がいないんだろうなー」って印象まで与えちゃうところですね。
そんな常識もモラルもなく、内部統制もとれていなさそうな企業のサービスを利用するのか?
無知な人なら気にしないだろうけど、多くの人は「なんか怪しい」「騙すような手法だからなんだかんだでお金を取られそう」「個人情報を握られると不安」などなど気にするでしょうね…
デザイナーさんがクライアントの指示通り作ったってケースかもしれませんが、この企業に携わってる人が複数人いるのであれば、誰かがストップをかけれたら良かったのになと思います。

 

まとめ

・他人の感情を弄ぶような広告は作るべきではない。
(ただし、炎上商法が目的ならご自由に)

・ポスティングは慎重に